高校入試情報
各校の選考基準 今週にも発表へ
2012年06月04日 朝日新聞
来春から大きく変わる公立高校入試。県教育委員会は今週中にも、各校の選考基準を発表する。受験生や保護者の関心が高く、発表を約1カ月前倒しした。
学力検査、調査書、面接のそれぞれの選考比重や、面接で重視するポイント、特色検査の実施の有無などを公表する。
朝日新聞の調べでは、全日制普通科99校の多くは、学力検査40%、調査書40%、面接20%になるとみられる。学力向上進学重点校18校など主な進学校では、学力検査に60%の比重を置き、調査書と面接をそれぞれ20%にする学校が多くなりそうだ。
また、一部の進学校では、この三つとは別枠で、スピーチや作文などの「自己表現」の特色検査を導入するとみられる。
特色検査の詳しい内容は7月に発表する。自己表現以外に、デッサンしたり、スポーツをしたりする「実技検査」をする学校もある。
全日制の公立高入試は、主に面接と調査書で選ぶ「前期」と、学力検査を課す「後期」が一本化され、共通選抜になる。受験生ほぼ全員が学力検査と面接を受けることになる。
各校の選考基準は、全157校の242学科・コース別に公開される。9日にパシフィコ横浜(横浜市西区)で開かれる「全公立展」でも説明される予定だ。