苺の定植作業のお手伝い

9月9日(金)の夜から11日(土)まで、宮城県亘理町の苺農家さんへ「定植(苗の植え付け)」のお手伝いに行ってきました。
老夫婦2人で苺を栽培している、このお宅の「定植」に伺うのは3年目ですが、1年目はほとんどお話をすることなく終了。昨年は休憩時間にスイカやブドウをたくさん用意して待っていてくれ、強い宮城訛りをやっと理解しながらお話をすることができました。
3年目の今年は、ご夫婦共に会話が増え「おいしいスイカを冷やしておいたよ」、くしゃみをしているメンバーには「これを飲みなさい」と風邪薬を持ってきてくれたりと温かく迎えてくださいました。
震災の津波被害でほとんどの農家さんが高設の水耕栽培に切り替える中、このお宅では畑での栽培を続けています。地面から30㎝ほどの高さの畝に苗を植える作業は老夫婦には大変な作業ですが、10名ほどのボランティアが2日間お手伝いをして全て植えることが出来ました。「畑で作った苺は味が濃いんだよ」と笑顔でのお話が印象的でした。
私たちがお手伝いに行く前は、「そろそろ年齢を考えて苺作りをやめようか」と言っていたお父さんが今年は「みんなが来てくれるんだよね」と張り切っていると他の農家さんから聞き、私たちのお手伝いが役だってくれていることを実感した2日間でした。

11月末には収穫が始まるそうです。たくさん実を付けてくれることを祈っています。



